file.1041「30年ぶりの兄弟」
少年サンデー2019年39号 (2019年8月28日発売)
わざわざ「メタルフレーム」の眼鏡と表現したと言うことはその素材が鍵か。
兄弟を目撃した倉庫の管理人?警備員?の話によると、最初に到着したのは「ヒゲを生やした男」だった。
つまり殺された長男のことだけど、もしもその時から長男が眼鏡をかけていたら「ヒゲ」の印象だけでなく「眼鏡」も印象に残ったと思う。
もしかしてメタルフレームの眼鏡は被害者のものではなく、犯人のものなのでは。
被害者以降は次男、三男、四男の順に到着。
シリーズ2話目でも説明があった通り養子に出されたのは30年前で、会うのはそれ以来だからほぼ初対面。
やっぱり、ならばなぜ被害者が長男だとわかったのか、という疑問が。
メールでのやりとりのなかに写真も含まれている?
SNSの話題も少し出てくるけど、お互いのインスタ見てたりとか?
提示された海水浴の写真、これ前後の描写から四男の右手だと思うんだけど火傷のあとがないんだよね。
写真を強調するためにあえてなのか。
この写真にも何かヒントが描かれてると思うけど…
で、その火傷はジンギスカン鍋で負ったもので、まさか1話目のジンギスカンの割引券がここに繋がるなんて思ってもみなかった。
マトンとラムの違い。
ラムは生後1年未満の仔羊。くさみが少なく、食べても独特のクセがそれほど感じられないのが特徴。若い肉のため、肉質も柔らかい。
マトンは生後2年以上から7年程度まで成長した羊の肉で、羊肉独特の牧草のような香りが強い。ラムより引き締まっており、見た目にも赤みが強い。
参考:どちらも羊なのに!「ラム」と「マトン」の違い、説明できる? - macaroni
ジンギスカンは過去に数回食べたことがあるんだけど、全部マトンだったな…
ラム肉でラム酒を連想させる意図は…ないか。
「熱々だったからよく受け止められたと思うよ!」のコマの妙な違和感なんだろう。
そもそもの発端は、とあるお屋敷の家政婦が亡くなる前にお屋敷の主人からいただいたすごい宝物を息子たちに譲りたいと暗号を作ったこと。
現場にあったジンギスカン鍋は、息子たちが火傷を負ってまで自分を助けてくれた当時の思い出のもので、それが母親にとっては宝物ってことか。
息子たちにしてみればもしかしたら期待外れだったかもしれない。
年に一度のSNS映えするラブリースポット。
伊織さんの「お嬢様の魅力を知る前に」って言い方めちゃくちゃかっこいいな。
コナンと蘭の、もう5時なのに暑い→わたしお水持ってるけど飲む?→ありがとうと言うやりとりは事件に関わるのかラブコメパートのフラグなのか。
初読時は思わず間接キスかと思ってしまったけど、どうもペットボトルは未開封っぽい。
確かに蘭は飲みかけなら飲みかけだけどってことわり入れそう。
コナンが飲んだ後で蘭が、わたしものどが渇いちゃったってそれに口をつけたりしたら。
それをコナンと平次が目撃してしまったら。
長男がみんなを呼び出した理由はなんだろう。
まさかラブリースポットで仲良く写真を撮りたかったとか?
長男から、次男は革ベルトの腕時計を貰い、三男はヴィンテージものの革ジャンを貰った。
三男はお礼にチョコやナッツを送ったら送り返されてしまった。
四男は長男の好物だったカニ缶を送り、三男同様に送り返されてしまった。
アレルギーを起こしやすい主な金属は、ニッケル、コバルト、クロム、水銀。
なかでも、ニッケルはメッキとして、また合金製のアクセサリーなどにも多く使用されており、ピアス、イヤリング、ネックレス、腕時計、眼鏡のフレーム、下着の金具など注意が必要。
クロムは、なめし革や染料などに、そして水銀は消毒剤や防腐剤などにも含まれる。
また、ニッケル・コバルト・クロムの金属を共通して含む食品には、チョコレート、紅茶、ココア、香辛料、豆類、ナッツ類がある。
被害者は十中八九金属アレルギーだと思う。
冒頭のメタルフレームの眼鏡に関して。
メタルフレームのほとんどはチタンもしくはチタン合金でできていて、チタンは最もアレルギーを起こしにくいと言われているから、この眼鏡は被害者のものと見て良さそう。
参考:知っておきたい!セルフレームとメタルフレームのメリット・デメリット|メガネスタイルマガジンOMG PRESS : メガネスタイルマガジンOMG PRESS
今回は紅葉ちゃんに巻き込まれるかたちで、告白するぞって意気込んでいたわけではないけど偶然の告白チャンスに浮かれる平次。
ポワーンってなってるところで、和葉ちゃんは嫌な予感。
平次の妄想、和葉ちゃんが見てる夢として描かれた数年前のクリスマスイラスト思い出す。
被害者は金属アレルギーだから、犯人は「ああせざるを得なかった」
犯人は次男か四男だと思うんだけど、決め手が見つけられないなあ。
<9/3追記>
四男だけ耳の形が違う。
もしかして別人が成り代わってる?
眼鏡はやっぱり犯人である四男のもので、被害者と取り替えたか。
いやでも火傷はどうやったんだ…
<追記ここまで>
今回、平次や和葉ちゃんの心情、心の声は描写されているけど、蘭の感情はほとんど描かれていない。
蘭のなかでは今現在新一とコナンがノットイコールであることが今シリーズでまるで念を押すかのように描かれているなあ、と思ったり。
コナンは、蘭が新一を応援していると思っているけどはたして?
もちろん応援はしていると思うんだけど。
蘭は新一のことを誰よりも名探偵だと思っていて、でも同時に推理オタクだとも思っている。
「新一には(一番に)謎を解いてほしいけど、友だちの恋だって応援したい」な表情にも見える。
次号への煽りが「勝負、真相、告白」で、どうする平次。
file.1040「フットボウル好きの母より」
少年サンデー2019年38号 (2019年8月21日発売)
コナンは蘭から新一宛に送られた暗号をコナンのスマホに転送して見ているのか、それとも同じ機種だからと新一のスマホのまま見てるのか。
今回も蘭がコナンにジェラシーな描写アリで、ますますフラグっぽく感じてしまう…
コナンは新一と電話してるふりをしているだけなので、蘭だけが、その電話が繋がっていないことに気付いたりする展開はないかなあ。
今シリーズの蘭とコナンと新一絡みのオチとしては、新一から蘭に電話がかかってきてお付き合い後はじめての会話となるのか、蘭がコナンに疑惑の眼差しを向けるのか、それともなにごとも起こらないのか、どこに辿り着くだろう。
よーい、ドンです!の紅葉ちゃんかわいい。
「先に答えを聞かせてくれはった方を勝ちにします」って、なんか変じゃない?
まるで、すでに暗号の答えを知っていて、その場で紅葉ちゃんが答え合わせできるかのよう。
お店までの道案内を蘭に任せるのはいささか心配…
なぜお店とは反対側を歩いていのか…もしかして既に迷いかけてた、とか…
本来なら10分もかからずに到着できる距離だったりして。
「東京さんは気ィが長くてよろしおますなァ」という紅葉ちゃんのイケズを言葉通りに受け取る蘭の純粋さよ…
相変わらず和葉ちゃんと紅葉ちゃんの距離感がとても良い。
伊織さんの平次よりも新一の方が早かったのではと言う意見に「ボクも新一兄ちゃんの方が少し早かったと思う!」なんていけしゃあしゃあと答えるご本人。笑
やっぱり大岡主従は暗号の答えを知っていたような口振りだなあ。
平次とコナンはそのことに気付いた様子。
そして、殺人事件発生。
スーツのひと、「この兄に呼び出されて……」って30年間メールでのやりとりのみでずっと会っていなかったはずなのに、良くお兄さんだってわかったね?
あやしいなあ。
コナンと平次はなぜ殺人だと断定したんだろう。
出血箇所や出血量とか…?
file.1039「紅葉の挑戦状」
少年サンデー2019年36.37合併号 (2019年8月7日発売)
蘭がはちゃめちゃにかわいいという話。
夕飯の献立考えてるのも、節約しなきゃなのも、でも割引券でおそとごはんなのもぜんぶかわいい。
新一と蘭は幼馴染みだけど、電話するのが恥ずかしいなんて彼氏彼女の初々しさもちゃんとあって良いです。
ふたりは修学旅行後、まだ会話をしていないんだね。
(夏服だけど)時間はそんなに経っていないってことかな。
新一からの返事が、蘭ではなくコナンに入り(本人だからね…)ちょっとコナンに嫉妬する蘭がとてもかわいい。
新一に会えるかも、ってあのワンピ着て待ってた説めちゃくちゃ推せる。
暗号解読対決は服部vs工藤の構図だけど、これまた解読できた連絡が蘭ではなくコナンに来て(本人だもんね…)蘭がもう一度嫉妬しつつもそのことにひっかかりを覚えてくれたら最高なんだけどなあ。
今の蘭ってコナン=新一に気付いているわけではないけど、無意識下でふたりを別人だととらえなければならない暗示を自分自身でかけているような。
過去3回のバレ危機後、死羅神様での指紋に始まり英理さん誘拐回の「そっかそっか」に至るまで、小さなほつれをいくつか積み重ねている状態で、いつ綻んでもおかしくないなあと思っている。
葉っぱちゃんと紅葉というお互いの呼び方がもう最高なんですけど、紅葉が葉っぱちゃんの分もちゃんと飛行機のチケットを用意してるのが本当にいとおしい。
(大岡主従的に伊織が勝手に用意することはないはず)
おそらく、このトライアングルでそこまでドロドロさせることも長引かせることもないと思う。
前回のあげるためにおとしたことを踏まえると今回もおとすとは考えにくい。
だけど、まだ平次と和葉をくっつけるときではないのかもしれない。
となると今回のシリーズで和葉ちゃんの見ていないところで、平次がもみちゃんに和葉が好きだと告げるとかが着地点かな。
なんでも言うことを聞く→平次くんの本音を聞かせてください、とか。
暗号解読。
四兄弟が協力して解読することが前提であること、足し算引き算がヒントであること、ケータイ画面が同じアングルで描かれていることから、4つの暗号はすべて重ねると解読できる。
3枚はフットボウルのフットが強調されていてフット=足=足し算で、最後の1枚はボウが強調されているから、ボウ=-=引き算ってこと。
すべて重ねて、フットが強調されている3枚からボウが強調されている1枚で隠れた部分を引き算すると、宝物の在り処が浮かび上がる。
画像をコラージュするアプリで透過して重ねてみると(画像は本誌より引用)
暗号を2枚重ねた状態。
暗号を3枚重ねた状態。
4枚すべてを重ねた状態。
かなり見辛いけど、haidkou no dai4 souko→杯戸港 の 第4 倉庫 になる。
杯戸港といえばおこりをちんめよが印象的。
4つの暗号がホームズの「四つの署名」になぞらえてあったり、ヒントワードとしてサッカーをフットボールと表現していたり、まだまだ何か隠されている感じがする。
ところで、伊織さんが登場するときってホームズネタ多めじゃない?
「ゼロの執行人」感想文。
初出:2018.05.07(旧ブログより移行)
穏やかな日常のなかでもちょっとだけ特別な始まり方から、一気に非日常へと落とし込む感じのオープニング、好きです。
哀ちゃんの白いサマーセーターとトレンチスカートがめっちゃかわいい。
今回のメインテーマ。
音がメタリックな感じでひたすらかっこよかった。
RX-7との相性がおそろしく良い。
というか、見終わったあとはRX-7のためのメインテーマなのではと思ってしまうほど。
風見さんはコナンがスマホ2台持ちだって知ってたのかな…
それともたまたま抜き取ったのがコナンスマホだったのかな…
今回、新一スマホは代用機で白になってたけど、これは視覚的にわかりやすくするためなんだろうか。
映画のなかではそれ以外に明確な理由ってなかったような。
原作的にはこのあと博士が修理してる感じ?
白スマホも博士がカスタマイズしたもの…?
原作でも過去に小五郎に容疑がかかることはあったけど。
それは事件現場に小五郎含めた関係者が揃ってて「このままでは小五郎が犯人と言うことになってしまう」状況だったわけで。
今回のように寝耳に水状態でいきなり家宅捜索されてまるで犯人だと断定されているような扱いで、知らない証拠も次々と出てきて。
おまけに任意同行に従わないから「別件逮捕」っていうのは…
小五郎本人もそれを目の当たりにしてしまった蘭も、本当に精神的にキツすぎる…
自分の父親が、死傷者の出ている爆発事件の犯人にされる。
蘭の目の前で手錠をかけられたことも、もちろん初めてなわけだ。
しかも、自宅の、ふだん食事をしている居間で、だよ。
そんな自分の父親のピンチ(ピンチどころの騒ぎじゃないけど)に、一も二もなく新一を頼ってくれたこと、そして、そのSOSにただがむしゃらにコナンが奔走する姿にお互いの愛をとても感じたわけです。
蘭は何も新一に父親の逮捕を止めてほしかったわけじゃない。
「真実」を突き止めて欲しかったのではないか。
つまり、蘭の中には新一以上の名探偵は存在してないと言うことを示しているわけで。
コナンはコナンで、推理や捜査は今の姿でも不自由ながらできるし、新一よりもコナンの方が都合がよかったりする場面もあるけど、それでも蘭のそばで新一として蘭の涙を受け止めてやることだけはできなくて。
蘭は新一、英理さん、園子に連絡したのかな。
蘭の「(新一に連絡)したわよ…! したのに…!」がつらい。
したのに、の続きが、言葉にできない、言葉にしない、とてもしんどい。
蘭は不在の新一のことを、正体に気付いてない時期でも「それでも近くで見守ってくれてる気がする」と感じているように描写されていて、でも大きな事件の捜査で帰宅も儘ならないこともわかっている。
だからこそ、園子はそんな蘭の隣にいて躊躇うことなく「その続き」を言ってくれる。
園子は一歩引いた位置にいるから、多少無責任な言葉でも言えるんだよね。
蘭にとっても新一にとっても、園子が居てくれて本当によかった。
そして、新一は、姿は違えどその場にいて、蘭が言葉にしなかった部分も含めてすべて受け止めていて。
前半の新一の自分自身への怒りとか苛立ちとか、行き場のない感情とか、とっても素晴らしかったですね。
ほんと最高でした。
コナンの正体に気付いてる?気付いてない?これどっち?みたいな描写の蘭が数ヶ所…
英理さんの「あの人にそんなことできない…」が彼女の言葉の中で唯一「弱さ」を感じるものだった。
その後は一貫して「母親」として「弁護士」として「弱さ」を見せないようにしてたと思う。
博士のダジャレクイズのシーン、最初から最後までめっちゃかわいかった…
「歩美わかんなぁい」でコントローラーぐりぐりする歩美ちゃんも、ヒントを出して「ご名答」って微笑む哀ちゃんも、正解に辿り着く光彦も、み行???ってなる元太も。
いやここほんと、すんごいかわいかったよね…
小五郎を容疑者に仕立て上げた理由は映画で述べられた通りだけど、それだけじゃなく、安室さんはどこかで小五郎さんの強さ、しなやかさ、に気付いていたから作戦を実行できたのでは、と思ってる。
たとえ全く身に覚えのない容疑で勾留されたとしても、あそこまで毅然と、と言うか、普段の小五郎さんらしい雰囲気で否認できるのって凄いこと。
日下部さんは、小五郎が犯人に仕立てあげられて内心あせったりしたのかな。
日下部さんのスマホのプッシュ音をコナンが聞いて記憶に引っ掛かって、のちのちそれが真犯人につながる。
その演出を入れることによって、原作本編でももしかしたら七つの子のメールアドレスが生き返ってくるのだろうかと思うと、なんかもういろいろこわい。
真相がわかってから岩井検事の印象ががらりと変わった。
初見はウォーターサーバーが強調されてたように感じたけど、天秤も気になる。
手にしていたのはとかげの置物…?
境子先生は、検察への復讐のために小五郎をあえて有罪にしようとしていたけど、実際に英理さんや蘭やコナンと会話して、その決心がぐらつくことはなかったのだろうか。
彼女はずっと復讐のためだけに動いていたせいか、すべてにおいてどこか他人事のような感じだったけど、最後の解放のシーンでの激昂して自分をさらけ出していたのが印象的。
「それとも、“蘭姉ちゃん”のためかな?」って江戸川コナンに対して最高の煽り文句だな…
風見さんのキャラは妙な中毒性がある。
見れば見るほど風見さんにハマっている気がする。
コナンが風見さんに仕掛けた盗聴機をしばらく泳がせてコナンの目の前で回収したのって、コナンがした違法捜査のケリをつけたってことなのかな。
降谷さんは、コナンには盗聴機を回収する手立てはなく、風見さんが気付いたときに厄介なことになると踏んだ?
蘭が持ってたショルダーバッグ。
名探偵コナン 本革ショルダーバッグ 江戸川コナン 名探偵コナン トムスショップ
…これだよね。
最初に電話したきり、新一からの報告は蘭に直接は届かなくて、コナンを通じてのやり取りだけになるんだけど、そこで「新一がんばってくれてるんだね」って、しかも「お父さんのために」って新一ではなくコナンに伝える蘭がいじらしい。
今回ばかりは蘭にできることなんてないに等しいもんなあ。
せいぜい捜査資料を英理さんやコナンと一緒に読み込むくらい。
炎上に怯える梓さんおもしろくてかわいい。
「ポアロ 店員」とかって検索してたりするのかな。
小五郎の不起訴が決定して初めて、新一に対して「なんで電話に出ないの」って言葉が出てくる。
ちゃんとお礼を伝えたいのだろうなあ。
ああ、それでも、蘭は決して「会いたい」とは言わないんだよね…
小五郎が釈放されて家族が再会して、というシーンを新一に送ろうとする園子の気遣いが最高だという話。
避難の時に、コナンのことをあまり気にかけていないのは少し気になったけど、そこを描こうとするととても大変だな、っていうのもわかる。
作中の認識ではおそらく、英理さんの事務所で蘭が「お父さんを迎えに警視庁に行くけど」と言って別れたのが最後なので、英理さんの事務所や普段の生活圏は避難対象ではなく、コナンは警視庁近辺には来ていないと考えているんだろう。
同じモチーフでも、コナン蘭新一の関係を中心に描けばまた違った映画になるだろうな。
最初はスケボーに乗ってるコナンと車に乗ってる降谷さんの間には物理的な隔たりがあって、でも安室さんがコナンの「協力者」になってからは同じ車に乗っている、という描写がとても好き。
黒田管理官の音声のない部分、あれはやっぱり「バーボン」って言ってるのだろうか。
口の動きはバーボンに見えるんだよね。
バーボンの場合、単純に考えたら黒田管理官がRUMと言うことに。
例えば、降谷さんは黒田管理官も自分と同じ立場「公安からの潜入捜査官」だと思っているけど、その真逆だったり、とか。
公安からの潜入捜査官を装った完全な組織サイドの人間なのでは。
でもこの場面であえて降谷さんをバーボンと呼ぶ理由は…?
「抜かるなよ、バーボン」
それはつまり公安としてではなく、バーボンとしても何か指示が出ていた…?
その後のシーンで気になる部分と言えば、コナンがずっと新一スマホ(代用機)を使っていたこと。
やっぱり江戸川コナンと工藤新一の結び付きに関すること…?
あるいは、降谷さんの直接の上司、つまり、降谷さんに組織への潜入を指示したひと、の可能性。
蘭のために必死になってるコナンを見て安室さんが「愛のちから云々」言ったあと。
コナンは「彼女いるの?」って聞いたけどそれつまりコナン新一はこの時点で蘭のこと“彼女”だと…?
原作軸に当て嵌めるなら、新一告白後で蘭の返事待ち、という時期だと思うんだけど。
車運転してる降谷さんかっこよすぎた…
シフトレバー握る手の動きがやらしすぎた…
終盤の少年探偵団めっちゃ良かったなあ。
本人たちは「何も知らない」って言うのが、本当に。
それで良いんだよ…
知らないからこそできることもある。
そして、大人になってから気付いたりしたらいいなあ…
んで、無理難題にイーーーってなる哀ちゃんべらぼうにかわいい…後ろ姿ほんとかわいい…
「買い被りすぎだよ」は初見では少し甘い、と言うか、軽いような気がしたんだけど、2回目に見たときはコナンの複雑な心境が声に表れていて、なるほどなぁと思った。
そういえば解決しなかった疑問。
なんで新一のスマホは代用機だったんだろう…
視覚的なわかりやすさのため?
修学旅行編の前にも調子が悪くなって博士が修理してるけど…あっちは夏の終わりくらいでこっちは4月末だもんなあ…
印象的だったのは探偵事務所の階段で蘭からの電話に出るシーンの、光のなかで舞っていた埃。
高木刑事とコナンが会話してるシーンのオレンジ色。
公衆電話の中の降谷さんと夜明け。
英理さんの事務所の窓の雨粒。
風に飛ばされるメモ。
監督さんがかわると、ここまで魅せ方もかわるんだなあ、と。
あと、気のせいかもしれないけど、なんか、生活音の入り方も絶妙でぞくぞくした。
来年の特報。
キッド様がいたのシンガポールのマリーナベイサンズじゃなかった?
まさかの、劇場版でシンガポール編…?
頼むからもう新一に変装するのはやめてくれ…な…?
新一と蘭のラブコメのことだけじゃなくて、キッドの変装技術やスケール的にも「はいはいキッドキッド」みたいなのはもう…
それに、新一生存バレで今ほんと危険だから誰か止めて。
file.1030「兄さんみたいに」
少年サンデー2019年14号 (2019年3月6日発売)
藤出さんや古浦さんは、一貫してこの殺人に関してまったく心当たりがなさそうなんだよね。
川崎さんのスマホ、ロック解除は指紋認証…ってことは毒の接種方法に関係してるのかも。
古浦さんは折り畳みタイプのガラケーだったはずなんだけど…
もしかして2台持ち?もしくは単純な作画ミス?
(file.1028「雪山の山荘」参照)
殺された川崎さんと、おそらく犯人の西野さんが同機種。
ふたりのスマホが入れ替わってる可能性は…?
西野さんのスマホを川崎さんの指紋でロック解除できるようにして…
でも、そうだとしたら生きている間に入れ替えることは難しそうだから毒が仕込まれていたのはやっぱり水というかペットボトル関係かな。
「あの秘密は墓場まで持って行く約束だったのに 裏切り者」
事件の動機になりそうなエピソードは今のところ描写がない。
しかしなんで蜂蜜?
脇田さんと安室さんとコナンの表情がこわい。
「眼鏡の童子は結構頭が切れそうだし」と言う脇田さんに「所詮子供の浅知恵ですよ!」と返す安室さん。
さらにそう返す安室さんをじっと見ているコナン。
総じてこわい。
それにしてもレストランみたいなカフェで待ち合わせる諸伏兄弟なんなん…
高明警部は降谷零を知っている。
そして今回、弟のスマホの送り主が降谷さんだと思い当たり…
さらに、弟が公安だったことに気付いているから、金髪の彼が降谷零と言う名前で公安の人間だって図式が高明警部の中で成立するのも時間の問題。
幼少期から高明警部がコウメイって呼ばれていたのを景光が知っていたなら、それに憧れて零をゼロって呼んだとか…
そんなエピソードあったりしませんか。
でも「あだ名がゼロって言うんだ!かっこいいでしょ?」ってセリフから考えると名付け親は景光じゃなさそうか…
黒田管理官が高明警部に聞きたいことは、おそらく弟の景光のこと…
脇田さんがRUMで確定なら、黒田さんは安室さんやスコッチに組織潜入を命令したひとだと思うんだけど…
高明警部が安室さんにどういう態度を取るかは黒田管理官の発言次第…?
高校時代の部活を言いたがらない3人。
「笑わないでよ」や「この話をすると馬鹿にされる」ってことは野球部じゃないのかな。
西野さんが最初のくじやタブレットケースを使って様子を見に行くひとを決めたと言う古浦さん。
そう、今回の事件で気になるのは、西野さんが犯人の場合…すんごいあからさまなんだよなあ…
西野さんが犯人なら、書斎に閉じ籠って自殺…を、コナンたちに阻止される流れかな。
古浦さんが本当に携帯電話2台持ちなら、一気に犯人候補の古浦さん。
9と言えば。
小五郎は麻雀、九蓮宝燈。
コナンはベートーベン、第九。
脇田さんは九尾の狐。
安室さんはビリヤードのナインボール。
脇田さんは果たして狐か否か。
「サアプレイボールダ」
「トイレデワンナウト」
「フロバデツーアウト」
「ショサイデチェンジ」
コナンは暗号解読とともに犯人もわかったみたいだけど…
蜂蜜の謎と、動機が不明なのと、気になることがまだまだ山盛り。
file.1029「泣く子も眠る」
少年サンデー2019年13号 (2019年2月27日発売)
小五郎から「元刑事」が感じられる瞬間が大好きです。
西野さん、遺体を発見して和田呼びから孝平呼びに変化。
学生時代は孝平って呼んでたのかも。
今回のタイトルでもある「泣く子も眠る」
脇田さんはどこまで気付いて(知って)いるのやら。
当の本人は脇田さんに持ち上げられて満更でもないのかジェントルぶってる。
水戸黄門ねぇ…
どっちが助さんでどっちが格さんかしら。
で、高明警部は安室さんに見覚えが。
なんとなくの印象だけど「幼い頃の記憶」って感じではなさそう…
警察学校時代とか、ある程度大人になってからのような…
藤出さん曰く思った通りってことは、やはり日原さん和田さんはバッテリーを組んでたようだ。
「ペアを組んで行動する」は安室さん単独の意見…ってことだよね?
すんごい含みのある表情だけど、これはコナンとペアになって探りを入れようとしていたんだろうか。
それとも脇田さんとペアになることを避けようとした?
でも「避ける」なら関係者組と探偵組シャッフルで4人×2組でもよかったはず…
コナンに探りを入れるあるいは何か話をしようとして、コナンに先手を打たれた…?
RUMについて明言を避けつつ、コナンへのヒントとして「せっかち」と言うキーワードを与える。
読者はRUMからバーボン宛てのメールにtime is moneyと書いてあったことを知っているけど、コナンは知らないわけで、じゃあコナンにとって「せっかち」はどういう意味のヒントになるのか。
連想ゲームの要領で、せっかちから江戸っ子に繋がったらRUMは脇田さん…?
川崎さん、右手でメガネ触るクセがあるね。
物音に様子を見に行こうと提案したのも、これまた西野さん。
様子を見に行くペアの決め方を提案したのも、またまた西野さん。
西野さんがすべてを誘導しているように感じる。
3つのタブレットケース、何かに気付く小五郎。
「引いちゃならねぇハズレだけはピンと」きたのか、本当に何か…例えば野球を連想させるようなものに気付いたのか。
野球の塁ベースに見えないこともないような…強引かな…
小五郎はこのシリーズのキーパーソンっぽいんだよね。
さすがにコナンもこの状況で「眠りの小五郎」はやらないだろうし。
安室さんだけでなく、長野県警もいるし。
脇田さんは眠ってない小五郎の立ち居振舞いを知らないはずだから、そこの違いが目についたら…
タブレットケースは3つぜんぶ空なのかも。
どうやっててのひらでカラカラ音を立てているのかはわからないけど…
西野さん、藤出さんから飲み物を貰っていたけど、川崎さんが飲んでいた水と同じものを選んで毒を仕込んだ可能性。
やはり西野さんがあやしすぎる…
酸化還元反応が出ないと言う脇田さん…
この場面だけを見ると組織の人間と言うよりも警察っぽいんだよね。
次の暗号の答えは「ショサイデチェンジ」
スリーアウトではなかった。
チェンジ、と言うことは書斎で3人目を殺してその次の場所で犯人がアウトになるつまり自殺するか…
file.1028「雪山の山荘」
少年サンデー2019年12号 (2019年2月20日発売)
雪崩は犯人の仕業だろうな…
これでクローズドサークルがほぼ完成。
蘭と園子が欠席で本当に良かったよ…
小五郎の元に送られてきた暗号文は、関係者にもメールで送られていた。
西野さん河崎さんのスマホが同機種なのは偶然か必然か。
ひらがな、カタカナ、向きの違いの意味は…?
小五郎に送られてきた暗号文を基準にすると、藤出さんと西野さんもしくは川崎さんの暗号文が反転している。
シリーズ1話目で、藤出さんと西野さん(と古浦さん)は鞄を右肩にかけていたから左利きかもしれなくて、暗号文が反転しているのはそれが理由かも…?
古浦さんはメモ用紙を切るときの仕草から右利きで間違いないと思う。
高校野球繋がりなら、古浦さんはマネージャーだったのかもしれない。
2通目の暗号文とともに、全員をばらばらに動かす指示。
1通目と同じ法則で2通目を読み解くと「トイレデワンナウト」
野球はスリーアウトでチェンジなのでターゲットは3人。
犯人はピッチャーの視点で暗号文を作った。
気になるのは殺す人物ではなく、殺す場所を指定していること。
無差別か、それとも仕組まれたのか。
これが仕組まれた殺人ならば、くじ引きで和田さんをトイレ担当にしなければならない。
今回の場合、9等分した紙の中央の部分だけは四方すべてがギザギザになるので、それに和田さんの名前を書かせれば手探りでも指名することはできそう。
その工作ができたのは、安室さんのトランプを汚れているからと断り、くじ引きの方法を提案し、紙をそれぞれに手渡して、そしてくじを引いた西野さん……
西野さんだけが、くじの結果をコントロールできた。
安室さんのトランプが汚れているのは新幹線でやったババ抜きが原因…?
脇田さんが故意に汚したとか…考えすぎかな。
くじ引きの結果
トイレ:和田さん、談話室:西野さん、書斎:古浦さん、神父の部屋:川崎さん、シスターの部屋:藤出さん
風呂場:小五郎、礼拝堂:コナン、台所:脇田さん、倉庫:安室さん
注意を促した安室さんに対して「最初に狙われるのはニッチの女房の…」と言いかける藤出さん。
野球ではキャッチャーのことを女房役と表現するから、日原さんはピッチャーだったことが確定。
ピッチャー視点の暗号文は、日原さん視点の暗号文とも言える。
殺人打順が背番号1番からだとすると、日原さんがピッチャーなら和田さんは2番キャッチャー。
藤出さんの名前は頼人(らいと)だけど、高校時代、頼人でライトなのが持ちネタだったりして。
高校野球では基本的に背番号は以下の通り。
1:投手(ピッチャー)
2:捕手(キャッチャー)
3:一塁手(ファースト)
4:二塁手(セカンド)
5:三塁手(サード)
6:遊撃手(ショート)
7:左翼手(レフト)
8:中堅手(センター)
9:右翼手(ライト)
この背番号と、メールを送った順番(藤出さん→西野さん→川崎さん→古浦さん→和田さん→藤出さん)は繋がるか…
ちょっと無理があるか…
コナン、安室さんはこの時点では「女房」のことをそのままの意味で捉えてるっぽい。
野球と言うキーワードが関係者から出てこないと辿り着くには時間がかかりそう。
和田さんを除く全員が同じ暗号文を持ち帰る。
3通目は「フロバデツーアウト」
くじで風呂場担当になったのは小五郎だけど、特に何も無かった様子。
戻らない和田さんの安否確認に行っている間に犯行が行われるとしたら、小五郎たちと共に向かった藤出さんは犯人でもなく次のターゲットでもない。
メールの順番を参考にすると、お風呂で狙われるのは古浦さん…?
ワンナウト、ツーアウトときたら次はスリーアウトだけど、暗号文が「◯◯◯スリーアウト」だとしたら◯◯◯に入るちょうどよい部屋が間取り図にはない。
スリーアウトではないのか、
さて、どうなる…?